高齢者になってからの田舎暮らし!どのようなことで揉めてしまう?

高齢者の田舎暮らしですが、テレビやインターネット上で言われているような、高齢者にとってメリットばかりの環境ではありません。

そのため、次のようなトラブルを起こしてしまう、もしくはトラブルに巻き込まれてしまう高齢者は数多くいます。まず、田舎には自由が無いと思ったほうが良いでしょう。

これはネガティブなことを言っているのではなく、高齢者の田舎暮らしというのは、想像以上に不自由が多いと思ったほうが良いという意味です。例えば、現在住んでいる環境であれば、知り合いとだけ付き合っていけるのですが、田舎では田舎のルールがあり、その中には、付き合いを強要されるものがあります。

このようなトラブルもあるので、高齢者の田舎暮らしが素敵なものになる可能性は、それほど高くはないのです。

逆に、田舎によっては付き合いを嫌っている土地もあるので、このような場合は、挨拶回りが重要となります。引っ越し後に連絡を入れなかった、もしくは、引っ越し祝いを持ってこなかったという理由だけで、険悪な関係になってしまうこともあるので、その土地のルールに従うのが嫌な人は、基本的に田舎暮らしに向いていないと思ったほうが安全でしょう。

その他のトラブルでは、玄関ではなく勝手口、窓から来客が来るというのも、田舎ならではです。これは田舎のようなひらけた土地では、どこから入ったとしても怒られない、このような風習が今でも残っているからです。

このような話を目や耳にすると、田舎は開放的な土地と思ってしまう人もおられるのですが、家によっては、なぜか玄関口から入らないと酷く怒られることもあります。理不尽に思ってしまう人もおられるのですが、このようなルールも熟知して人付き合いができる、このような人であれば、楽しい田舎暮らしを満喫できるでしょう。

また、小さなトラブルとして回覧板のトラブルを持ち上げる人もいます。回覧板というのは、地域で回している情報板のことです。

しかし、こちらはポストに投函したほうが良いケース、玄関の靴箱の上に置いたほうが良いケースがあるので、対応が定まっていない問題があるのです。長く田舎暮らしをされていると、顔を良くあわせるので段々とお互いについて学んでいけるのですが、田舎暮らしをはじめてすぐでは、このようなことに対応できない高齢者もいます。

また、田舎は土地代が安いわけではありませんし、ましてや物価が安いわけでもありません。高齢者の田舎暮らしでは、移動そのものが困難になることもありますので、こちらを理解した上で、本当に高齢者として田舎暮らしをスタートさせるか、こちらを良く考えたほうが良いでしょう。

しかも、田舎は病院などの施設がまったくありませんので、通院が困難という問題も抱えているのです。通院が多い生活をされている高齢者では、このような小さなことであっても、高齢者の田舎暮らしによるトラブルとなるでしょう。

なので、田舎暮らしをしたい場合は、このようなトラブルも理解してから、さらに自分に合った地域を探したほうが良いです。